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洋書◆ルート66沿いのレストラン資料集 本 メニュー アメリカ 旅行

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■発行年
2000年

■言語
英語

■ページ数/厚さ
237ページ/厚さ 約 2.3cm

■装丁/サイズ
ハードカバー/(約:縦 23.7cm×横 22.5cm)

■内容
かつてハイウエイ沿いの
レストランで提供されていた食事を
「ロードフード」と呼ぶのだそうだ。

何もない荒野をただ真っすぐに、
そして巨大な風景に

圧倒されながら進んでいくと、
ごく稀に小さな町が現れる。

その町の出現は、車に乗る
人たちを心底ほっとさせる。

そのようなときに
店のドアを押し開いて、

ようやく口にする食糧が
ロードフードだ。

特別なものではないけれど、
地域色を出した伝統的な家庭の味、
と言えばいいだろうか。

ルート66が一度廃線に
追い込まれそうになったのと同様、

ロードフードもまた、過去の中へ
葬り去られる寸前にあった。

ハンバーガーを代表とする
大手チェーンの拡大と、

より高速で移動できる
インターステイト・ハイウェイに
客を奪われたのが原因だ。

時代はスピーディーで、
しかもインスタントなものになった。

多様性を押し流して
均一化することに

反感や違和感を覚える
アメリカ人も決して少なくない。

特にルート66の沿線で
人生を過ごした人たちにとっては、

過去を否定されるのは
自分たちの足元、

ひいては今までの人生までも
無視されるのと同じだった。

知恵や工夫や愛情のこもった
家庭料理を失ってまで、
その先何を手にしろと言うのだろうか。

オクラホマ州タルサで育った
マリアン・クラークは

1980年代にそのような
寂寥感に駆られ、

自分の場所から東西に
伸びる66を夢中で走った。

そして行く先々でレストランを訪れ、
店の人と交流を持ち、

丹念にロードフードの
レシピを書き留めていった。

このときの彼女の
エネルギーはすさまじく、

けっきょくは66全線を
何往復もすることになったという。

バイソンのミートローフ、
ブラックビーンのサラダ、
コージー・ドッグ、、、

目を閉じれば、幼いころの
自分を8ミリカメラで
再生するような光景が浮かぶ。

「それは単なる食事ではなくて、
行く先々で人に会うこと」と彼女は書く。

ルート66は昔のアメリカ人に会える道、
ということになるのだろう。

■状態について
中古本となります。若干のカバーの擦れがありますが、
ページの破れや書き込みなく綺麗な状態です。

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